米国市場でもトランプ大統領の関税発効を目前に大きな方向感が出ず、日替わりメニューの展開となっており、日々の決算銘柄で買われたり売られたり、しかも継続性には疑問符が付く状態で、総デイトレーダー状態にように見えます。
米国もマクロ指標に怪しいものも見られ、トランプ政策によりインフレ再燃と景気減速が同時進行するスタグフレーションの懸念も出て来ており、その行方を占う意味で今週は消費者信頼感指数、PCEデフレーターなど景気指標から探るものと思われます。
いいニュースとしては4月のトランプ関税で相手国と同水準の相互関税が課されますが、一部に国、地域が除外される見込みであるとブルームバーグが伝えております。最有力同盟国の日本は除外されるか…。
米国市場に比べれば東京市場ではバリュエーションから割安な水準であり、長期の資金は最近のTOPIXの堅調さが示す通り、買いの資金として動いているようですが、先行き不透明感からか個人はデイトレ的展開を模索し二極化しているようです。
投資スタンスは人それぞれですが、余程腕に自信があればデイトレで5%程の利益で(実際には1、2%位と言われております)回転するのもよろしいですが、そうでなければ慌てずある程度のタームで押し目買いを敢行するのがよろしいかと思われます。
参考までにご自身が利益を獲得した銘柄の、更なる押し目に狙いを定める戦略はよろしいのではないでしょうか。利益をもたらす銘柄は材料もあり、太い資金が入っている場合が多いので、ここでもトレンド重視の押し目買いであります。
八方美人のようにあれもこれもと銘柄を変えて行くのは感心しません。現状のような方向感のない相場展開では、そうそうに利益を届けてくれる銘柄は数多くありません。
自らに利益を届けてくれた銘柄が上昇トレンドのどの位置にあるかが重要ですが、そこさえ把握できれば、慌ててころころ銘柄を変えるよりも断然優利かと存じます。
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