昔から株式市場で言い伝えられてきた「相場格言」。
実際は当たっているのか、ほとんど当てにならないのか、最近の研究で「マユツバ」とバカにできないことが分かったそうです。
顕著なのが「デカンショ節効果」。
1年の前半の株価は高く、後半は安くなる傾向があると云いますが、1971年〜2008年の日経平均の月次リターンを見ると、大型株・中小型株を問わずその傾向が見られました。
欧米の有名な相場格言「セル・イン・メイ(5月に株を売れ)」は「バット・バイ・バック・イン・セントレジャーデー」と続きます。セントレジャーは秋に開催される競馬レースでその頃に株を買い戻せとの格言です。年前半に株高、後半に株安という傾向は北半球市場に共通します。
ただ12月に株価が上がる「掉尾の一振」は大型株には見られますが、小型株にはあまり見られない結果のようです。
「節分天井彼岸底」は、「節分天井」は微妙ですが、「彼岸底」は当たっているとの結果が出ています。
相場格言については、人間の心理が市場に与える影響を検証する「行動ファイナンス」の学者による研究が進んでいます。
格言の過信は禁物ですが、面白い結果が今後も出てきそうです。
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