コール、プットについてのお問い合わせを頂きます。
コールとは「コールオプション」のことで、ある商品について将来予め決められた価格で(権利行使価格)で買う権利を云います。プットは「プットオプション」の略で売る権利を指します。
コールとプットは相場の方向性を示すサインになります。
コールは整理券や引換券をイメージすると分かりやすいです。行列のできるアトラクションや飲食店で、優先的に入場できる整理券があり、売買されていたとします。アトラクションが一層人気化すると、整理券の価値が高まります。
アトラクションを日経平均株価に、整理券をコールと考えれば、日経平均が上がればあがるほどコールの利用価値は高まります。例えば、日経平均を1万5000円で買えるコールを持っており、株価が1万6000円に上がれば、差額の1000円が儲けになります。
決まった相場水準で買えるコールは株高局面では値上がりします。コールの人気化は相場の先高観の裏返しとも云えます。
一方、売る権利であるプットは、一種の保険に見立てると分かりやすいです。家屋が半焼しても火災保険に入っていれば損失を限定できます。プットも株式相場が下がった際、権利を使えば決まった水準で売れるので、損失が大きく広がらなくなります。
コールとは対照的に、相場が不安定なときはプットを保有しておこうという動きが広がり、プットが値上がりしやすいのです。
このようにコールとプットは相場の動きや市場心理を客観的に観察することができるツールになるのです。
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