5月20日に閣議決定された「16年版の科学技術白書」が、20年後の2035年ごろの私たちの暮らしの変化を、3世代家族をモデルに描いております。
まず、生活や産業、農業など社会の隅々まで高性能のコンピューターが入り込み、誰もが快適に生活できる社会が来るとしています。
例えば、自分好みにデザインした自家用車をネット経由で購入できます。ドライブは当然、完全自動運転です。
夕食の献立を決める時は家事を仕切るロボットが家族の体調などを考慮して提案し、材料も手配してくれます。
高齢者用に健康状態を監視してくれるベッドも登場します。脳梗塞を起こすとベッドが感知し救急車を自動で呼んでくれます。介護施設でリハビリを助けるのもロボットで、介護の負担は大幅に軽減されます。
災害が発生すると人工衛星などの観測データから被災地の状況が即座に分析され、救助・救援が効率的に進みます。
政府は、これら実現を目指して人材を育成し研究開発に挑むのです。
今後30年で人間が行う仕事がほぼ不要になり、世界の失業率が50%以上になる、というショッキングな見通しもあります。
世界トップ級の棋士を破るAIが現れる一方、差別を助長する発言を繰り返すAIも登場しています。AIに関しては、未来に起こり得る新たな問題を今から想定し、議論しておくことが大事でしょう。
皆様方からの投資相談を随時承っております。
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