英国のEU離脱によって円高方向に進んでいます。円高になると、日本を支えてきた輸出産業のダメージが大きく、日本の景気にはマイナスというのが通説ですが、庶民の暮らしにはプラスになるのも事実です。
なにしろ、昨今の日本は意外にも“輸入大国”です。貿易収支は5年連続の赤字で、円安より円高が進むことによるメリットの方が大きいのです。
昨年は全体で約2兆8000億円の赤字でしたが、うちEUの赤字は6388億円となっておりますが、これもユーロ安、ポンド安で少しは解消されます。
為替は現在、1ドル101円前後、1ポンド130円前後、1ユーロ111円前後ですが、英国のEU離脱投票前より10%程度円高になっていますが、原油から食料品まで海外からの輸入に頼る日本の物価にとっては喜ばしいことです。輸入品が多い「砂糖」(自給率35%)、「納豆」(原料の大豆は13%)、「小麦」(13%)などは円高の分だけ、すなわち1〜2割程度は安くなります。
さらに値下げが期待できるのが「そば」です。サラリーマンの方々の昼食の定番ですが、そばの80%は輸入に頼っているのが現状なのです。
そば粉の取引価格は、北海道産が45キロ当たり1万1000円前後、北米産や中国産は半値近い6500円前後ですが、円高で輸入コストが下がることで、立ち食いそばチェーン店の料金も少しは値下げされそうです。
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