このコーナーでも度々、お話をしている「AI」。
AIの進化が順調に進むと、我々の生活にどんな変化が起こるのか、少し先の未来を考えてみましょう。
2020年の東京五輪では、選手村と競技場を結ぶルートには、24時間途切れなく自動運転車が行き交って、会場の随所に張り巡らされた防犯カメラの画像はデータセンターに集められ、不審者がいないかどうか目を光らせます。
20年以降には人間の感情を読み取り、その感情に沿った行動を取ることができるようになるでしょう。「モノ」を対象としてきたロボットの仕事が高齢者の自宅で家事や介護など対人的なサービスに広がります。
さらに、喜怒哀楽を理解したAIは高度な言葉の能力も身に付けるでしょう。25年ごろには自動翻訳で外国人同士がスムーズに会話ができるようになるかも知れません。言葉の壁が無くなれば、ビジネスや文化のグローバル化は一層加速します。
30年ごろには言葉や感情の能力を生かし、秘書やホワイトカラーの仕事もAIがこなすようになるでしょう。
従って、人々の働き方に影響が出ます。ある調査では、日本の労働人口の49%が就いている職業が10〜20年後にはAIやロボットで代替できるとしています。
米コンピューター研究者、レイ・カーツワイル氏によると、2045年にはコンピューターの能力が全人類を超える「シンギュラリティ(技術特異点)」が訪れます。
囲碁のプロ棋士に勝つ時代が予想より10年以上早くやってきたように、AIはすざましい速度で進化を続けています。その速さと向き合いながら、社会の姿を模索していくことになるのでしょう。
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