公的年金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は保有する全ての株式や債券について個別に時価総額や銘柄などを開示する方針を発表しました。
これまでは、個別企業の株式をどれくらい持っているかを開示すると投機的な取引を誘発して市場の価格形成を乱すとの懸念で開示しませんでした。
年金運用の透明性を向上させるための処置で、29日に発表するのは14年度末時点でGPIFが持つ全ての保有銘柄で、2015年度の運用実績と同時に公表します。
29日に開示した後にGPIFは市場への影響を検証し、15年度末時点の保有状況は11月に公表します。2回目の検証を経たうえで、17年度から前年度時点の保有状況を開示する方針です。
GPIFは約140兆円を運用する世界最大規模の機関投資家で、国内の株式市場に占める保有割合は7.6%です。
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