イギリス人なら、知らない者はいないと云われるジョークがあります。「フットボール(サッカー)はならず者が戦う紳士のゲームで、ラグビーは紳士が戦うならず者のゲームだ。」
ともに英国発祥のスポーツですが、社会的地位の差で通う学校も違えば、やるスポーツも違います。豊かな家に生まれると、サッカーよりラグビーが身近になるようです。
ジョークは結局、お互いをならず者呼ばわりしてバランスを保ちますが、“第三者の人たち”までは収めきれなかったのかも知れません。
移民排斥問題です。
欧州連合(EU)からの離脱を決めた後、移民への「憎悪犯罪」が急増しているのです。
イスラム教徒を中傷する落書きが相次ぐほか、東欧出身者の家に「害虫」呼ばわりするチラシが投げ込まれる事件も後を絶ちません。
憎悪犯罪とはあまり耳にしない言葉ですが、国連からは「ゼノフォビア」(外国人嫌い)という言葉も警告として発せられてしまいました。
国民投票はその国の将来を決めるもので、民族差別ではないのです。この後、英国はどうなるのか、EUはどこへ向かうのか、欧州統合の父であるジャン・モネ氏は「危機こそ欧州は進歩する」と云っております。正に今がその時なら良いのですが…
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