東京市場に限らず、直近の世界の株式市場は打たれ強くなったというか、この経済状況の中での踏ん張りは、予想はしていたものの驚きです。前回も指摘しましたが、世界の先進国の政府、中央銀行が意識を共有し、大胆な政策を打ってきている証であると思います。
リーマンショック後のように五月、六月に一番底を下回る二番底が必ず来るという評論家、アナリストはたくさんおりますが、さてどうでしょうか。先日朝のモーニングサテライトでマネックス証券の広木隆氏が需要を先食いした結果のリーマンショックと需要は温存され、ますますオンライン等で膨れ上がる今回とでは全く違うと、
要するに一番底からの戻り相場に全く乗れていない投資家が吠えているだけ、と喝破しておりました。
やはり物知りな相場は懐疑のなかで育っていくものなのですね。
話は変わりますが、大阪の吉村知事が自粛に応じないパチンコ店を公表しました。これをパチンコ店の宣伝だと酷評したのが、高須クリニックの高須克弥氏とラサール石井氏です。
それに対し、吉村知事は「お気楽なもんだ」「それなりに社会的に影響力がある人であるのに、今回は感染拡大阻止のため自粛で頑張ろう、ぐらい言えないのかね?」と反論。現場の惨状を目の当たりにして戦っている知事にすれば相当やるせない思いかと。
対するラサール石井氏はTVで細かいことは略しますが、これが発展すれば戦時中みたいな密告社会になってしまうなどと、イメージダウンを避ける狙いか非常に言い訳がましい説明をしていました。それとは正反対に高須氏は速やかに謝罪し、大阪府の医療体制維持に寄付を申し出たそうです。
以前朝令暮改について書きましたが、間違いは正せばいいと思います。筆者の個人的な意見でありますが、この一件で吉村知事、高須医院長が株を上げたと思うのは筆者だけでしょうか。
相場とは関係ありませんが、緊急事態宣言のなかで戦う現場に対し、外野は決してしたり顔でもっともらしいことを言うのではなく、心から協力しともに頑張る気持ちが大切であると思い書きました。
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