新型コロナウィルスの被害に対し、世界各国が資金と英知を結集し対策を実行しておりますが、未だ国民に一円の金も届かず、やっとマスク二枚という情けない日本の政策を尻目に、先進各国は出口戦略に取り組み始めております。
国内生産活動の八割が始動し始めた中国は、更なる中小企業対策で再利下げに踏み切り、国内情勢はだいぶ落ち着いてきております。また、その感染スピードは凄まじかった韓国も、その徹底したPCR検査の数をこなしたことが功を奏し、現在のソウル市内は感染前と変わらぬ市民生活が尾となまれております。
更に、今や世界最大の感染者数を抱える米国でも、トランプ大統領は感染者の少ない地域から経済を再稼動させるとしており、その一報から、全米最大の感染者を数えたニューヨーク州クオモ知事は、一日の感染者数がピーク時半減したことを手がかりに、一日二千人のペースで抗体検査を始め、市民の免疫状態を調べたうえで、経済活動再開の第一歩を踏み出すとしております。
先進各国の新型コロナウィルスに対する姿勢を列挙すると、はなはだ我が日本はと、情けない思いに駆られますが、再三申し上げているとおり現状を悲観する(日本の報道は視聴率の関係から、どうしても悲観的に煽りがちです)国民感情とは裏腹に株式市場は半年先の見える小さな光を織り込み始めております。
昨日の日経平均は230円安ですが、ストップ高は実に37銘柄!みんな小型株です。つまりシツコイですが、個人投資家にとっては素晴らしい相場展開です。
この現状までの荒波を乗り越えてきた、機を見て敏なヘッジファンドも大きく動き始めており、ますます森よりも機を見る相場であり、この先を考えるとワクワクしてきます。
大恐慌以来の経済状況、大暴落の後ですから動きにくいことはわかりますが、いつまでも羹に懲りて膾を吹くことのないよう、お願い申し上げます。
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