世界的にだいぶポジティブな報道が多くなってきたと思われます。昨日当欄で申し上げましたとおり、米欧に関しては、相当な覚悟の財政と金融政策、周回遅れですが日本も財政は30日に予算成立を前に、すでに各自治体は給付金手続きを始めております。
また、昨日日銀の政策決定会合があり、追加の緩和策として国際の買い入れ枠を80兆円から、無制限へと方針変更してまいりました。更に、企業の資金切迫防止のためのコマーシャルペーパー(企業の短期の資金調達手段)、並びに社債の購入上限額を従来の三倍の20兆円に増額しております。全くFRBと歩調を合わせた格好となります。
これで主要先進国が危機意識を共有し、財政、金融、両輪揃い踏みとなった訳であります。
このような展開になってくると相場の常で、悪いときには悪いことが重なっていたものが、ことが良いほうに転じると良いことが重なってくる。悲観一色だった日本の報道も、恐らく幾分か変わってくるものと思われます。
感染者、死亡者数はすでにピークアウトしていると思われますし、(日本も恐らく4月17日がピークと思われます。)中国の収束を、欧州各国が追随し、更に米国も六月ごろには大きく改善してくる見込みであります。
すでに、先進各国は事態の収束を遂行しつつ、経済活動も徐々に再開しており、物知りな相場は一足早く織り込み始め、株式市場の景色は変わり始めておりますが、より鮮明に先の明かりが見えるようになると思われます。
弊社は、難しい展開のなかで一番の相場を解く鍵は、どんな偉い先生のうん蓄ではなく、物知りな相場自身を静かに観察、対話することであるとの信念から、三月の一番底を確信いたしました。
相場格言に「国策に売りなし」「中央銀行には喧嘩を売るな」、とあります。病み上がりゆえ今後多少波乱の動きがあっても、経済再生を信じる投資家に、相場の神様は必ず微笑んでくれるはずです。
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