昨日、政府による緊急事態宣言が出されました。危機がここまで拡大しているのに、未だ出ない、いつ出るのかの状況が続きました。株式市場は不明なものには臆病に反応しますが、姿を現せば、いくらでも織り込んで行けます。
確かに人の動きを止める緊急事態宣言ですから、市場経済にとっては悪材料でありますが、この材料を織り込むために、これまで相当急落しておりましたので、目先悪材料出尽くすしとなり、一昨日、昨日と反発となりました。
すでに米国市場は一番底18.213ドル後の戻り高値22.595ドルを取ってきており、目先は二番底20.735ドルで、二点底確認となりましたが、残念ながら東京市場は一番底後の戻り高値19.564円にはまだ1.000円も届かず、これまでのウィルス対策の米国と日本の対応の是非がはっきりと反映されたものと思われます。やはり米国はやることが迅速で株式市場を意識した、マーケットフレンドリーな国であると羨ましく思います。
とは言うものの、昨日VIX指数の先見性についてお話したとおり、米国では株買い付けの待機資金、マネー・リザーブ・ファンドに400兆円のお金がある訳で、これがいつまでも様子見している訳がありません。
今回のコロナ対策だって、機を見て敏に、これだけ迅速果敢に行動しているアメリカ人がこのチャンスを活かさない訳はないと思います。
恐らくちょろちょろと動き出しているこの資金、コロナの行方も常にチェックはしているものの、チラッと出口の一部が見えた途端に、米国だけでなく、日本市場にも怒涛の如く雪崩れ込んでくると思われます。
株式市場は常に規模の大小はあれ、バブルの生成、崩壊の繰り返しです。これからの起死回生にしっかり乗って行きましょう!
以前にも記載いたしましたが、32年ぶりの暴落は32年ぶりのチャンスです。
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