2011年の株式市場は、新興市場の中小型株にとって、今後の新たな成長を織り込んだ展開となりそうです。
昨年4月に急上昇を遂げた新興市場株ですが、5月に入ってから南欧州問題のあおりを受けていったんは調整しておりましたが、昨年11月以降から売買代金が回復傾向にあり、改めて本格的な上昇局面入りとなってきております。
昔から株式市場では、「国策に乗れ!」と云われ、国の政策に乗じることが、儲けのテクニックであることが証明されております。
東証は、先日「マザーズの信頼性向上のための上場制度の整備について」を公表しました。東証マザーズを「近い将来の市場第1部へのステップアップを視野に入れた成長企業向けの市場」と再定義した点が最大のポイントです。
1999年の発足当初から曖昧だったマザーズの存在を「東証1、2部上場への登竜門」と位置づけ、東証グループ全体で一体的な運営を行う方針を改めて示したと云うことができます。
また、昨年10月には大証傘下のジャスダックとヘラクレスが統合され、新興市場の再編・整備が進む中、2011年に新興市場銘柄の大活躍が頭に浮かぶのは筆者だけではないと思います。
近々、『新春お年玉銘柄』を発表いたします。