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“株のソムリエ”からの勝ちの連鎖術!

景気動向指数は近々、「改善」へ!!

 

今年を振り返ると、方向性がはっきりしない不透明な状況が続いた1年だったと云う感想で、年初から怪しいシグナルも点灯していました。

 

初詣の三大名所である明治神宮、川崎大師、成田山新勝寺に正月三が日に訪れた初詣客は合わせて約933万人で、前年5万人も上回っていました。神頼みをする人が多いのは景気の先行きが不透明な証左でもあります。

 

また、熊本地震や台風ラッシュにも見舞われました。過去の例からも台風が多い年は個人消費が落ち込むもので、台風の影響があまりない北海道や東北に甚大な被害があったこともマインドを冷やす要因になりました。

 

一方、消費者マインドに直結する雇用や所得に関する指標には、良好な結果が多く出ています。最新データである15年の月額賃金は前年比1.5%増と2年連続の伸びを示しました。

 

さらに、警察庁が発表している自殺者数を見ても、15年は18年ぶりに25000人を割りましたが、16年の月次データを見ると、すべての月で前年を下回っています。景気が上向けば、生活苦や資金繰りといった経済的な理由による自殺者は着実に減っていくものです。

 

金融機関に押し入る強盗の数も大幅に減っています。また、ここ数年減少傾向であった東京23区のホームレスの数も、引き続き16年も下降線をたどっています。

 

このように現状の日本の景気は、不透明な状況から、少しずつ改善の兆しが見え始めてきていると云えます。実際、景気動向指数の基調判断も1年半にわたる「足踏み」が続いていますが、一致指数が3か月連続で上昇すれば「改善」となります。

 

鉱工業生産指数が8月分で「緩やかな持ち直し」に上方修正されたことから、景気動向指数も近々、「改善」に戻るでしょう。

 

来たる17年相場については、別の機会にこのコーナーで詳しくお話を致しますが、日本経済・日本株式の復活の年になることは間違いないでしょう。

 

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