自動運転はレーダーやカメラ、センサーで周囲の状況を確認し、ハンドルやブレーキを自動で操作する技術です。「操作」「判断」「認知」の3つを人工知能(AI)などが駆使してシステムに伝えます。
自動運転のレベルは4段階に分かれます。レベル1はアクセルやブレーキ、ハンドル操作のいずれかをシステムが担います。すでに普及している自動ブレーキなどがここに該当します。
レベル2は複数の操作を同時にこなします。レベル3は全ての操作を任せますが、緊急時はシステムの要請に応じて対応します。さらにレベル4になると全てをシステムが担います。
自動運転は身近な存在になりつつあります。民間調査会社によると、レベル4までのシシテムを搭載した自動運転車は2030年に6555万台になると予想されています。
14年時点ではレベル1のみで、台数は914万台に留まっていましたが、今後大幅に増える見通しです。レベル4のような高度な技術が実現したり、一般道で自動運転技術が使えたりするのは東京五輪が開かれる20年前後となる見込みです。
日本自動車工業会によると、交通事故の経済損失は年間6兆3000億円、渋滞では同10兆円に上ります。
今後、事故が起きた際の責任の所在など法整備が課題になりますが、高速道路や都市部だけでなく、車を運転できない高齢者が多い過疎地のほか、タクシーやバスといった産業分野でも自動運転が活躍できる可能性は高まるでしょう。
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