東京証券取引所は、新規にプロ向けの市場「TOKYO AIM」を開設する計画を準備中です。
これは、世界のリスクマネーを取り込んだ「ロンドンAIM」を参考に、ロンドン証券取引所と東証が合弁で立ち上げた市場で、東証自身は上場審査は行わず、指定アドバイザーと呼ばれる証券会社が上場の適格性や上場後の指導に当たるようです。
計画当初はこの春にも開設が見込まれていたのですが、リーマン・ショックなどの影響による世界的な不況のあおりを受けた株式市場の環境悪化で、開設はもう少し遅れそうです。
この「TOKYO AIM」は、建て前上、プロ向けということで個人投資家の参加は不可となっているそうですが、個人投資家でも投資歴11年以上で投資資金が3億円以上なら参加もOKのようです。
一昨年、ジャスダックは新市場「NEO」をスタートさせました。優れた技術力や画期的なビジネスモデルがあると評価されれば、赤字でも上場出来るという斬新なものでした。そして、「NEO」に続く新市場が「TOKYO AIM」。
幸い、東京市場も徐々に落ち着きを取り戻しつつある中で、未来への胎動は着実に活発化し始めてきております。
新市場「TOKYO AIM」が単なる話題作りに終わるか、それとも日本やアジアの成長企業の"資金調達の場"として大きく成長していくのか、証券市場に携わる者としては今から楽しみです。
なお、投資歴11年&投資資金3億円に満たない方で、どうしても参加してみたいという方は投資信託を経ての間接参加となります。
投資相談、銘柄相談は03-3868-2801までお気軽にどうぞ!!