同じ銘柄を同じ日に同じ値段で買ったのに、儲けて売る投資家と損をしてしまう投資家がいます。何故、このような事が起こるのでしょうか。
"大局観"を持っているか否かの違いが投資成果に表れてくるのだと思います。「この人は株が上手いなぁ」と思える投資家は、みな大局観を持っています。
大局観とは、もともと囲碁や将棋の世界で使われ始めた言葉です。優秀な棋士は、必ずこの大局観を持っています。目先の一手に拘るのではなく、全体の"流れ"を念頭に置きながら、この先に起こりうる展開を予想して手を進めて行きます。
必ずしもその局面で最も有利と見える一手を指すとは限らず、時にはいずれ役に立てばいいと布石を打つ事もしばしばあるそうです。
株式投資においても、この大局観があれば相場全体の流れを先々まで読んで冷静に投資を判断出来ます。
株式市場は、世の中のあらゆる出来事に反応します。
政治、経済、金利、為替、外交、商品市況、戦争、事故災難、企業業績、人気、企業新製品、自然環境など、あらゆる状況を社会の全体像として捉え、大局観を持って投資に取り組めば、突然起こりうる突発な諸事情にも巧く対応出来ます。
「株価の上下を上がれば強い、下がれば弱い」と単純に判断するのではなく、先の展開を大局観で捉え、株価が下がったならその理由を正確に分析して、この下げを"一時的"なものであると判断したなら、すかさず買いを入れていくような投資家なら大局観を持った負けない投資家と云えるでしょう。
"低位の必中銘柄"あります。ご一報頂ければ、お役に立てると存じます。