日経平均株価は3月10日に7055円をつけた後、4月10日に8964円と、率にして29%、値幅で1900円ほど上昇しました。この株価上昇は景気実態を反映しているものでしょうか。
多くの投資家は、「この100年に1度の危機は、そう簡単に底打ちしない」と云う観測と「大底は確認した。株を買っておかないと、持たざる恐怖に追われる」と云った焦りの狭間で相場動向を見守っていることでしょう。
栄枯盛衰とか盛者必衰という熟語もあるように、買われすぎた銘柄や指数はいつか売られ、逆に売られすぎた銘柄や指数はいつか買い戻されるということです。異常な値段をつけたものはいずれ正常に戻っていくものです。昨年の終盤から今年の3月の上旬あたりまでは正にこの異常な状況だったのです。
しかし、金融危機の最初の原因であった米国の住宅価格指数や日本国内の景気動向指数は2ヶ月連続で改善し、そのほか明るい指標も出てきており、未来への胎動は着実に活発化し始めてきております。
「相場は、皆が飽きたころに大きな波がやって来る」といわれるように、個人投資家の方は、今こそアンテナを最大に広げチャンスを掴んで欲しいと思います。
個別銘柄を冷静に選別すると、"おもしろい銘柄"が続々と出てきました。 いま低位株を仕込んでおくことが"株長者"への近道となりそうです。