国の仕組みを人間の体に例えると、税制は「骨格」、社会保障制度は「神経系統」、金融は「血管」、そして予算は「命」と云えます。現状ではいずれも問題を抱えており、命である予算の実態が不透明な点も改革が急務です。
日本では従来、国会で首班指名が行われると、その日のうちに組閣してきました。しかし「鳩山政権」は、首班指名から組閣までに時間をかける方針のようです。内閣が準備不足で発足すると、その時点で官僚の支配が始まると考えているからです。
だが、政権発足に時間をかけている間に、世界の流れから取り残されてしまったら、何のための政権交代かわかりません。変わる世界の中で日本をどう変えていくのか。より具体的政策を国民に示してもらいたいものです。
民主党の議員には、与党・閣僚経験者が多くいるものの、全体的には与党経験がないこともあり、現実的な政策策定に必要な実務経験が不十分であることは歪めません。
しかし、長期的には安定的な2大政党制が定着する可能性が高く、日本経済や株式市場にとって大きなポジティブ材料になるでしょう。
近々、『相場の匠・銘柄マックス』で高ポイントを獲得した"低位の有望銘柄"を発表します。参加希望の方は03-3868-2801まで、お気軽にどうぞ。