株式市場で自ら上場を廃止する企業が相次いでおります。2010年は経営陣が自ら株式を株主から買い上げる手法(MBO)で10社が非上場化するなど上場廃止が相次いでおります。
MBOとは、マネジメント・バイアウトの略で、経営陣が参加する企業買収のことで、MBOのメリットは短期的な利益や株主還元にとらわれず、中長期的な視点で経営に取り組める点です。
上場で知名度とステータスを得てしまえば、株主に気を使いながら経営をするのは煩わしい―。そう考える経営者が増えているのです。
日本では05年のアパレル大手のワールドによる株式非公開化がMBOブームの先駆けとなりました。06年以降、上場企業によるMBO件数は年10?15社で推移し、今年はさらに増える可能性が高そうです。
買い取り価格が低く既存の株主に損失を強いる事例も目立つなど、ベンチャー企業やワンマン企業、創業者が大株主の企業は要注意です。
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