ガソリンや灯油が値下がりしています。レギュラーガソリンの店頭価格は先週まで20週連続で下げており、約1年ぶりの安値にあります。
原油安が店頭価格に波及するまでにはタイムラグがあり、ガソリン需要の高まる年末年始には一段と価格が下がりそうです。
暖房に使う灯油の店頭価格も下落基調にあり、市場関係者からは地方を中心にした消費の押し上げ効果を期待する声が出ています。地方では通勤や買い物などの足として自動車は欠かせないので、ガソリン価格の下落は地方では大きな恩恵となります。
09年1月には1リットル106円だったため現状の150円台は依然として高いですが、大きく上昇した夏場からの急落は心理的インパクトが大きいのです。
ガソリン価格の下落は実質的な減税と同じで、可処分所得の減少を補うものとして、消費へのプラス効果が期待できます。
1バレル60ドルの水準なら、$1〓130円まで円安が進んでも物価を押し下げる効果が勝るとの試算もあり、しばらくは地方を中心に消費を下支えする公算が大きいでしょう。
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