米国から始まった為替の急変動は、その内容を図ると昨日の153円前後でとりあえず円高は止まるのではないでしょうか。日本の立場としては選挙期間に入り、政府としても物価高の元凶と思われている円安を止めたくともかなり手段は限られておりました。
米資産運用会社グレイ・キャピタル・マネジメントの創業者マイケル・グレイは「イングランド銀行を破綻に追い込んだ男が日本を救おうとしている」とし、ベッセント財務長官を讃えましたが、日米の共通認識ですから日本にメリットばかりではありません。
そもそも米国が日本のメリットだけで動く訳がありません。ベッセント財務長官は円安よりもドルの威信の低下に気を揉んでいるのが実情で、金の上昇が止まらない事が如実それを物語っております。
グリーンランド問題がクローズアップされたときに金は急騰しましたが、決着とまでは行かないにしても、関税のかけ合いが回避され一段落ついても騰勢は一向に衰えません。
トランプ政権の知恵袋であるベッセント財務長官としては、何としてもドルを安定させたい一心であると思われます。親分が破天荒ですと知恵袋である子分は大変ですが、目先の乱高下はありますが、後に為替は安定方向に向かうものと思われます。
さて日米ともに決算発表のシーズン突入ですが、米国でもインテルが予想に届かず大きく売られ、半導体関連も勢力図に変化が見られそうです。AI相場を牽引したエヌビディアが少々停滞しておりましたが、大型投資の第2幕に向けて動き出したようです。
日本は選挙期間に入りましたが高市総理の人気は高いものの与党盤石とはいえないようで、票読みは今後情報収集が必要かと思われますが、株式市場テーマには変化はありません。
成長よりも分配に舵を取るような政権にはならないことを前提に、為替の安定とともに押し目買いスタンスでよろしいかと存じます。
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