先の台風15号による千葉県を中心とする停電被害を受け、電線を地中に埋める「無電柱化」が一気に注目を集めています。
千葉県だけでなく、東京都でも、都市防災機能の強化、安全で快適な歩行空間の確保及び都市景観の創出を図るため、道路上の電線類を地中化し、電柱を撤去する無電柱化を進めています。
首都圏の各自治体では首都直下地震など大規模災害の勃発を予見して、都市防災への備えとして、無電柱化事業を進めつつあります。
神奈川県でも7月に「県無電柱化推進計画」を策定済みで、20年度中に新規着手を含めて10.2キロで無電柱化を進める予定です。計画外の道路でも可能な所から無電柱化を進める予定です。
埼玉県でも18年度末現在、54.1キロで電柱地中化が済んでいますが、さらに積極的に無電柱化を進める計画です。
災害で倒れた電柱は、緊急車両の通行や被災者救済の支障にもなります。地中に埋設された通信線の被害は電柱の約25分の1に留まるなど、災害への強さは明らかになっています。
ただ、1キロ当たり4〜5億円の莫大なコストが課題で、電力会社などを含めた無電柱化を推し進めるための政治体制づくりが重要になっています。
電柱王国と揶揄されることもある「日本」。2016年12月16日には「11月10日」を「無電柱化の日」としました。「1」を電柱に見立て、3本並んだ電柱を「ゼロ」にするという意味が込められています。
無電柱化関連に注目!
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