この度の台風の被災に際し、心よりお見舞い申し上げます。
8月6日のこのコーナーで「雨の強さ」の用語についてお話を致しましたが、近々、再度日本列島を台風が襲い掛かることもありそうなので今日は風、台風シーズンによく聴かれる「平均風速」「瞬間風速」「最大瞬間風速」の意味の違いをご紹介します。
まず、「風速」とは10分間の平均風速、「瞬間風速」は3秒間の平均風速、「最大瞬間風速」は、瞬間風速の最大値を云います。
・[平均風速10m/s以上15m/s未満](やや強い風)
風が吹いてくる方に歩きにくくなります。傘がさせない。樹木や電線が揺
れ始める。
・[平均風速15m/s以上20m/s未満](強い風)
風に向かって歩けなくなります。転倒する人も出ます。看板やトタン板が外れ始めます。雨戸やシャッターが揺れます。
・[平均風速20m/s以上](非常に強い風)
物に掴まっていないと立っていられません。飛来物が飛んでくるので、注意が必要です。屋根瓦、葺材が飛散するものもあります。
・[平均風速30m/s以上](猛烈な風)
屋外での行動は極めて危険。走行中のトラックがします。
・[平均風速35m/s以上](猛烈な風)
多くの樹木が倒れます。電柱や街灯で倒れるものもある。ブロック塀で倒壊するものもあります。建物の外装材が広範囲にわたって飛散し、下地材が露出するものもあります。
・[平均風速40m/s以上](猛烈な風)
住家で倒壊するものもあります。鉄骨構造物で変形するものもあります。
台風の「危険半円」と呼ばれる進行方向の右側は、特に風が強まりやすく、暴風に対する備えをしっかり行う必要があります。
台風の影響を受ける対象地域では、ベランダに物を置かないようにしたり、窓ガラスが割れても破片が飛び散らないようにしたり、厳重な警戒が必要です。
外出など屋外での行動は極力控え、車の運転もできる限り慎むようにして下さい。自分の命は自分自身で守りましょう。
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