2020年は十干十二支で「庚子」(かのえ・ね)の年になります。「庚」は、「金の兄(え)の意味」で、投資家にとって福運と認識できます。
まず、個人投資家に馴染みが深い干支に因む相場格言を復習してみましょう。「子(ねずみ)繁盛、牛(うし)躓き、寅(とら)千里を走り、卯(うさぎ)跳ねる、辰巳(たつみ)天井、午(うま)尻下がり、未(ひつじ)辛抱、申酉(さるとり)騒ぐ、戌(いぬ)笑い、亥(い)固まる」です。
19年の亥年は相場格言通り「下値が固まった年」でした。年初の相場は不安定そのもので、8月には2万2000円台まで下落する場面がありました。
しかし、秋相場に入り、相場は見事復活し日経平均は2万4000円台まで示現し、まさに下値が固まった一年でした。
2020年の「子」(ネズミ)は十干十二支のスタート。文字通り「子」は種子が平地に蒔かれ、土中で根を生やし発芽する瞬時を意味します。
しばらくして、芽は育ち実を結びます。「子」は生命のスタートであり、生育、繁殖への始まりを指します。先人が「子」の字にネズミを名指したのは子だくさんの印象と関連付けたからとの説もあります。
元々、ネズミは人間の日常生活と間近い生き物です。ネズミに関連付けた代表的な相場格言は「時に遇えばネズミも虎になる」ですが、世相に乗り、買い時に投資をすれば大きな投資成果を得られると解釈できます。
日経平均は既に史上最高値の3万8915円からバブル経済崩壊後の安値6994円までの下げ幅の半値戻りを18年10月に達成しています。子年は下値を固めた後に全値戻りに挑む年となるでしょう。
昨年の米国、中国の貿易摩擦。今年の米国、イランの小競り合い。不安材料を横に置きながら、懐疑の中で相場は育って行くものです。
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