個人投資家の大きな楽しみの一つに「株主優待」があります。毎年、企業が魅力的な商品や金券などを贈る日本独自の制度です。
しかし、注意をしなければならないのは、人気の銘柄は権利確定月の大方が揃う3月末に向けて株価が上昇する傾向にあります。
昨今、株主優待を執行する企業は増加大勢にあります。安定株主を増やしたい老舗企業や、マザーズやジャスダックなどの新興市場から東証1部へのステータスアップを目論み株主数を増やしたい新興企業もあり、優待制度を急設する企業が増えています。
人気の優待内容は「クオカードや買い物券など換金ができるもの」や「日常生活に必要な食料・飲料」「食事券」「賞味期限の長い缶詰」などです。
株主優待を受ける場合、一番注意しなければならないことは、利回りだけで選ばないことです。もし、企業業績が赤字なら優待制度の継続に疑問が残ります。
次は、買うタイミングに注意して下さい。人気の企業は権利月に向けて優待狙いの買い注文が想定以上に入り、株価は上昇してしまいます。権利月最終日の翌日には処分売りをされて、株価は一瞬にして売られる傾向があります。
3つ目が、長期保有の適用条件を確認して下さい。権利月の最終日に株を購入して株主になっても、企業によっては1年以上や3年以上の保有を株主優待の条件にしているところもあります。意外に見落とされるポイントなので注意して下さい。
特に近年は、長期保有期間を設けている企業が約3割もあるので、いっそのこと長期で保有して何度も優待を貰った方がお得かも知れませんね。
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