選挙戦の最中は事前予想バイデン氏有利、途中経過トランプ氏有利、結局最終的にはバイデン氏で決着となりましたが、今回は郵便投票の数が決め手となり、そのぶんいつもの大統領背選よりも時間がかかり、株式市場も選定銘柄に右往左往する始末で、結局は銘柄選定の必要のない先物に資金が集まりました。
二人の候補の政策が180度違うため、接戦の最中に銘柄に山を張るのはリスクが高いとの判断からの先物優勢でありますが、どちらか決まれば株式市場は好感し上昇するとの判断が根底にある訳ですから、今後は個別銘柄が年末年始に向けて楽しみになってまいります。
土曜日の日経新聞に各社のアナリストの来年3月末の日経平均の予想が出ておりましたが、以前に比べて強気の見通しが増えてきたようです。
弊社では選挙戦以前から東京市場の出遅れ、コロナ感染者の数の少なさ、米国の追加対策からの金利状況の3点から2万6000円と申しておりましたが、だいぶ現実味を帯びてきているようであります。
弊社の結構相場通のお客様ですが、大統領選挙前からバイデン氏有利の状況下、トランプ氏が現実に負ければ、法廷闘争までもつれる故、VIX(恐怖指数)をリスクヘッジで買っているようでしたが、結果はリスクとはならず、VIXは全く上がりませんでした。
弊社ではお客様には目先の細かい下落を取りに行かないように日々申し上げております。現在の桁違いの金余りは今までの経験則では計れません。今回の先物への急激な資金流入のように、ちょっとしたきっかけで怒涛の如く資金は動きます。
しかしながら、個人投資家でVIX先物までこなす方は少ないかもしれませんが、このコロナ禍、大統領選挙後の混乱を想定し空売りポジションを抱えている投資家が結構な数いらっしゃるようです。
日経平均の2倍動く「日経レバ」の逆日歩が150円、金利にすると1日あたり0.7%、年率240%と闇金、悪徳高利貸しなみの金利となっております。
少々異常な状況ですね。目先ちょいと波乱ありかな?