直近の日経平均の上昇は、11月第1週以降莫大な外人買いが先物市場に入ったことがきっかけとなりましたが、NT倍率の高止まりから、ここへ来て出遅れていたTOPIXが日経平均の後を追いかけるように力強い動きをし始めております。
これは個別銘柄に目が向き始めている格好で、一部の日経225に偏っていた物色銘柄が横に広がりを見せる、更にいい循環物色になってきそうであります。
米国に目を向けると、昨日FRBが来月にも更なる量的緩和政策の拡充を検討するというニュースが報告されました。
米国経済は新型コロナウィルスの影響で第一四半期戦後最悪のマイナス成長となり、その後は徐々に回復しております。
それでも追加緩和に動くのは想定外に金利上昇圧力がかかってきたからです。本格的な景気回復前に市中金利が上昇することは、景気の番人であるFRBにとっては絶対看過できない現象であります。
バイデン次期大統領の政策も2兆ドルといわれるインフラ投資が控えていることから、景気回復期待と財政懸念の二重の金利上昇圧力と闘わなければなりません。
しかしながら、事前予想に反しバイデン次期大統領は以外とマーケットフレンドリーであり、次期財務長官に前FRB議長のジャネット・イエレン氏の起用を決定したようであります。イエレン氏は財政拡大、金融緩和論者であると理解されており、マーケット関係者は大歓迎であります。
日米ともに強い相場展開となってきております。昨日も調整が入るとすかさず押し目買いが入り、申し上げている通り次から次へと新しい買いの資金が動いてまいります。
年末相場、臨機応変に動いて利益を上げてまいりましょう。
弊社へのお問い合わせは03-3868-2801までお気軽にどうぞ!
必中国策銘柄を用意してお待ちいたしております。