米国市場では注目のGAFAMの決算が出揃いました。みんな悪かったですね、特にメタプラットフォームズは1日で24%も株価が下落する有様でした。それでもNASDAQは年初からすでに30%以上下落しておりますので、相当数を織り込んでいるようで市場全体としては落ち着いておりました。
GAFAMの一角、アップルの健闘が目立ちその恩恵からダウは先週末800ドルの上昇となり2カ月半ぶりに200日線を突破してまいりました。
4.3%台まで上昇した米国の長期金利も3.9%台まで下落し、為替も150円台まで進んだドル高円安も145円台まで戻して来ております。この数字を受けて今週はFOMCが開催されますが、11月の0.75%は動かないまでも12月に向けてのFRBがどのような姿勢で臨むか…。
利上げのデメリットによるリセッションを各国が懸念し始めており、カナダ中銀の利上げ幅が0.75%から0.5%へ縮小しました。IMFからも新興国経済への悪影響が甚大であると警笛が出るなど一時よりも、利上げに対する風当たりは強くなっている中でのパウエル議長の会見は注目です。
先週の東京市場は既に200日線を突破した日経平均は一目均衡表の雲で打ち返されましたが、下値での押し目買い意欲もあり今週も再び上値の雲トライでしょうか。出遅れていた東証マザーズも昨年来11カ月ぶりに200日線を突破、個別銘柄の象徴であるこの市場も結構元気が出てきております。
米国に続き東京市場でもこれから決算発表が本格化してまいります。意外と健闘を見せるものが多いと思われますので、引き続き個別銘柄のトレンドに付いてまいります。
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