豪州中央銀行の利上げ幅が、予想0.5%のところ半分の0.25%で着地しました。中銀のロウ総裁は「短期間で大幅な金利が上昇した」と指摘し、「インフレと豪州の経済成長見通しを勘案した」との説明が付きました。
これから各国中銀の動きがあわただしくなりそうです。米国の金融政策でも既に弱いところに副作用が大きく出て来ております。一昨日FRBブレイナード副議長の談話として、最貧国への影響を察しているとお伝えいたしましたが、既にFRBの共通認識になっているようです。
米国でも一昨日発表されたJOLTの求人情報はかなりの落ち込みを示し、今週末の雇用統計を前にいよいよインフレピークアウト感が労働市場に及んでくるかの神経質な時期となります。
残るは住宅ですが、一昨日申し上げました通り、価格の大きな下落には至らなくとも、各指数は既に下降トレンドとなっており、オーバーキルを待たずとも本丸FRBの金融政策にも変化の兆しは出て来ると思われます。
11月の0.75%は通常通りでも、12月の0.5%は怪しくなって来ているのではないでしょうか…。
さて、東京市場も米国高から続伸ですが、そろそろ戻りの主役の値嵩株も一時お役御免で再び材料個別株に移りつつあるようです。個人投資家はこういう相場の方が楽しいと思いますが…。
例年10〜12月はパフォーマンスが一番いい収穫期です。日経平均の上下に一喜一憂せず、強いトレンドでしっかり儲けてください。分からなければ何なりとご相談ください。
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