米国の指標ばかり話題になりますが、昨日、日銀短観が発表され、大企業・製造業の業況判断指数は予測中央値プラス11を下回りプラス8で着地、3期連続悪化となりましたが、先行き判断指数はプラス9と、小幅改善を見込んでおります。
また、大企業・非製造業の業況判断指数はプラス14と、予測中央値13を上回り、逆に先行き判断指数はプラス11で悪化しました。
国内もまだら模様のようです。エネルギー、原材料価の高騰あり、半導体不足の緩和もあり、人が動くようになり飲食、サービスなどの改善ありと、功罪交錯しておりますが、こちらは米国とは異なりなべ底から改善に向かう過渡期かと思われます。
米国では今週はISMの製造業・非製造業の景況指数が発表されますし、週末には雇用統計が控えます。これでもかと散々織り込んでいる米国市場ですが、結果によっては更に売られるのでしょうか、甚だ疑問であります。
ただ今月はFOMCがありませんので直接金融政策は動きませんが、その分各連銀総裁の講演が控えております。高止まりの数値と、内外の批判に対してもどう対応するのか、これも相場のボラティリティが増す要因になるかと思われますので、注意してまいりましょう。
東京市場は昨日申し上げました通りあまり変わりません。昨日は半導体株にショートカバーが入りましたが、あくまでもリバウンドの域であります。皆様もご存じの通り、儲かる銘柄は別のトレンドで動いております。
弊社看板銘柄「クラウドワークス」(3900)、「スパイダープラス」(4192)しかり、「メンタルヘルス」(9218)しかりですが、太い資金の動いている銘柄はトレンドがあります。線香花火とは分けて考えてください。
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