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“株のソムリエ”からの勝ちの連鎖術!

日本を素通りした資金が戻って来ている。

  

 当欄でも最近外国人投資家の新しい買いが入っておりますとお伝えしましたが、するととある投資家から「外国人投資家は今年日本株を大きく売り越しているよ、希望的観測でしょ」とお叱りを受けました。これも昨日同様現象面でのご意見と思います。

 

 日本株を売っている外国人投資家はグローバルファンドで、アジア株の一角として売っております。残念ながらバブル崩壊以降体たらくを続ける日本株は大国中国を含めたグローバルファンドにしか組み入れられておりません。

 

 従って、中国が悪いからアジアも悪い日本株も含めて売りましょう、というこれまでの流れでありましたが、直近それが大きく変わり始めております。いろいろな意味で中国に見切りをつけたグローバルファンドが分離独立、日本株専門のファンドを組み始めております。

 

 「僕ってこんなに人気あったっけ?」と日本語堪能、日本通で知られ、海外投資家からも人気のモルガンスタンレーのロバート・フェルドマン氏が、行く先々で経験した事の無い集客の多さに驚いたという記事が昨日日経新聞に載っておりました。外国人投資家が日本株に関心を寄せている証拠です。

 

 今回ロシアの一件もあり、更に習近平一強体制への不安から消去法(いつも申しておりますが)からですが、日本株にシフトし始めているようです。外国人投資家は今までアジアの一角である日本の個別の銘柄研究などせず、十把一絡げで扱える先物が主戦場でしたが、どうやら個別銘柄を狙う新しい資金に入れ替わって来ているようです。

 

 そこには野村証券を始め、日本株を売り込むキャラバン隊の地道な努力も手伝っておりますが、全く日本株を研究することもなく素通りしていた資金が明らかに日本に向かい始めました。今後の東京市場がえらく楽しみです。

 

 

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