米国市場が荒れている中でも底堅さを感じる東京市場も、コロナ禍の安値から米国市場同様ドル建てで表示すると若干景色が変わってまいります。
コロナ禍の米国ダウ平均の安値は1万9172ドル、そこから戻って高値が3万6231ドル、その後の安値が直近の2万8725ドルです。コロナ禍の安値からの戻りが88%、更に高値から直近の安値までは20%の下落、現在の水準はコロナ禍の安値の49%上の位置での推移です。
かたや日経平均をドル建てで見てみると、コロナの安値は151ドル、その後の高値は288ドル、直近の179ドルです。コロナ禍からの戻りが90%、更に高値から直近の安値まで37%の下落、現在の水準はコロナ禍の安値から19%上の位置での推移となります。
ドル建てにすると米国市場以上に調整した東京市場ですが、外国人投資家はこの尺度で動きます。それでも円建てでは米国市場以上に堅調で、昨日も申し上げましたが下げてもボックス内の動きを堅持しております。
為替の要因はあれども国内資金がしっかり買っている証であり、現物市場では9月に外国人投資家の8200億円の売り越しを、国内の事業法人6300億円、個人投資家が9900億円、買い越しております。岸田総理の目指す?国内投資家層の拡大が見て取れ、これは大きな収穫です。
尚、直近東証マザーズが健闘しておりますが、マザーズ指数はコロナ禍の安値5ドルからその後の高値12ドル、その後の下落で行って来いの水準まで届き、既に長い整理が完了したと見られます。小型株成長株の底入れに加え、国内投資家層の拡大は、個別銘柄、個人投資家にとっては大きな朗報です。
昨日も日経平均とは異なる材料株には国内資金が集まり、小気味よい動きをしております。前回同様、今回も業績変化率抜群な低位株を仕込みます。ご期待ください!
弊社へのお問い合わせは、お気軽に03-3868-2801までどうぞ。