カレンダー

<   2024年9月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          

アーカイブ

“株のソムリエ”からの勝ちの連鎖術!

2024年9月アーカイブ

重要な会社四季報秋号、お宝銘柄発掘の好機です。

  

先週の米国市場では注目の消費者物価指数(CPI)、生産者物価指数(PPI)が発表され、概ね順調にインフレが鎮静化しているものの、CPIPPIともに誤差の範囲とはいえ若干の再燃へのリスクも内包していたようです。

 

発表時両日ともに神経質に株安で反応しましたが、すかさずハイテク銘柄を中心に押し目買いが入る展開となり、市場環境としては悪くない展開でありました。

 

先週末も目先の材料消化からFOMCまで手掛かりがない中で、主要三指数は堅調に推移、ダウ、SP500は史上最高値が照準に入ってまいりました。

 

当欄でも指摘しておりますが今週のFOMCで利下げは0.25%の利下げでスタートすれば、先の利下げスケジュールも描き易くなると思われます。米国市場にとってはソフトランディングを想定し徐々に業績相場に移る好展開が想定されます。

 

東京市場も8月の暴落の2番底があるとすれば、先週申し上げましたが、暴落暴騰の起点である35000円を切ることはないだろうと示した通りであり、先週の35247円が2番底と考えてよろしいかと存じます。

 

先週末のメガSQでも売買代金は盛り上がらず、4兆円台と久々の低水準でありました。米「エヌビディア」の上昇から東京市場でも値ごろ感から半導体値嵩株に買い物が入りましたが未だ整理未了、主役は個別の材料株と思われます。

 

先週末「会社四季報」の第四集秋号が発売されましたが、控えめな通期予想からは想定以上の進捗率を第一四半期から出す企業が多く、その辺を織り込んでいる今回の四季報は見応えがあります。

 

重要な四季報第四集、三連休を利用してじっくりお宝銘柄を探った投資家も多かったと思われますが、今週からその成果を発揮するタイミングとされます。既に先週来強い展開で動く銘柄もありますが、選挙などで不透明な環境からまだまだ出遅れ個別銘柄の活躍場面が続きます。

 

 

弊社へのお問い合わせは、お気軽に03-3868-2801までどうぞ。

メガSQ通過後は先物から再び個別の材料株へ。

  

注目の消費者物価指数(CPI)の発表を終え順調にインフレ鎮静化は進んでいるものの、コア指数に若干強い数値並びに粘着性の高い住居費が未だ粘っこく高い水準を維持していることから、米国市場は当初ネガティブに反応しましたが、ハイテク銘柄の一角に押し目買いが入り主要三指数は反発しました。

 

コア指数も住居費も今年の趨勢からは、あの程度の数値であれば誤差の範囲と思われますが、各指数に対し市場はかなり神経質な展開となっております。

 

それでも米国市場はFOMC前に重要視されるマクロ指標はだいたい出揃いましたので、後は来週のFOMCで利下げ幅が0.25%か0.5%に話題は移りますが、コア指数の強さを計れば概ね0.25%かと思われます。

 

あまり小幅な下げ幅だと米国がインフレに突入しているにもかかわらず、FRBの物価高は一過性とのミスジャッジがこれまでインフレ退治が長引かせたという判断ミスの二の舞という懸念もありますが、米国経済はそれ程減速しておりませんので問題ないかと思われます。

 

マクロ要因を織り込んだFOMC後の米国市場は、今度はミクロの業績相場に移行して来るのではないでしょうか。

 

さて東京市場は、昨日8月急落時の大商いで追証の処理が1週間で1兆円という過去に例のない整理をしたことから、急騰急落の起点の35000円を切るのは理論上難しいのではと申し上げた通りまずは反発いたしました。

 

どうでしょうか?相場の女神様が微笑む押し目買いは出来ましたでしょうか。相変わらず乱高下を伴う相場ですから、また本日思わぬ下げもあるかもしれませんがメガSQ通過からは、この波乱相場でも上値を追っている個別銘柄が再び中心となる相場展開かと存じます。

 

 

弊社へのお問い合わせは、お気軽に03-3868-2801までどうぞ。

8月の暴落を耐えた投資家は冷静に買いの手を。

  

昨日は最初で最後のトランプ、ハリス両氏の公開討論会が日本時間午前10時からライブ映像で放送されました。握手で和やかに始まりましたが、その後は予想通りすかさず貶し合いの展開となりました。

 

東京市場も米国同様あまり動かず面白くないので同時通訳を聞いておりましたが、未知数であったハリス氏に安定感があると思いました。拮抗していた支持率は討論会後には若干ハリス氏が上回ったそうです。

 

無事討論会を終え、午後からは市場参加者も本腰で相場に向かうと思いきや、日銀の中川順子審議委員が講演で追加利上げに前向きな考えを示したことが伝えられ、為替は85日の141円台を突破し140円台まで円高が進み、連れて日経平均は全面安となり一時900円安を覗きました。

 

今週はメガSQの週で、水曜日のアノマリーと伝わる通り大荒れの一日となってしまいました。米国のFOMCを前に消費者物価指数(CPI)の発表を控え、東京市場でも買い物が入っていない状態での先物の空中戦で値を消しました。

 

巷で言われている通り、9月は日米ともにパフォーマンスの悪い株式市場ですが、もう既に本日を含め立ち合い日数で半分を通過して来ており、日経平均でも昨日辛うじて月曜日の安値を切りませんでした。

 

FRBの各理事の発言で相場が動くように、日銀の審議委員の発言でAIが察知しアルゴリズム取引のスイッチを入れるケースはありますが、先日申した通り856日の追証の大整理の下まで売り込む個人投資家はいないと思います。

 

7日連続安の東京市場で、下値の堅い個別銘柄もこの乱高下に当然引っ張られますが、こんな状況は何度も経験してきている筈です。冷静に押し目買いで臨めば最後に相場の女神は微笑んでくれると思われますが、怖くて動けないという方は少々待ってもよろしいかと存じます。

 

 

弊社へのお問い合わせは、お気軽に03-3868-2801までどうぞ。

神経質な相場展開、個別銘柄は戻りの強さで注目。

  

米国市場でダウは先週末の下げを昨日で全て取り戻しましたが、NASDAQは戻りの悪さを露呈しております。東京市場の弱さは為替の問題もありますが、NASDAQにお付き合いしているものと思われます。

 

結局NASDAQは「エヌビディア」の去就が響いており、この調整が明けてこないと難しいでしょう。「エヌビディア」は日本の投資家も沢山保有しておりますので、回りまわって東京市場の重しとなっております。

 

米国では消費者物価指数(CPI)の発表、FOMCを控えますが、結果によってこの辺りの銘柄が再び主役となることは、目先厳しいかと存じます。

 

冷静に見れば東京市場でも8月の暴落の安値を切っているのは「ディスコ」「東京エレク」、更に切りそうなのが「レーザーテック」「アドバンテスト」と半導体値嵩株ばかりです。

 

昨日「エヌビディア」のPER29倍まで緩和されたと申しましたが、「東京エレク」の21倍まで下がっております。更に日経平均のPERに至っては既に14倍台まで下落しております。

 

既に値幅的整理は済んでいるものと思われ、選挙を含めマクロ要因を咀嚼する時間帯として日柄を見て行くことと思われます。

 

従って日経平均ベースで言えば一昨日35247円まで、戻りの半値押し辺りまで確認しましたが、8月の急落急騰の水準であり、そこで信用残が1兆円整理されていることを考えれば、ここから下を売る向きは少ないと思われます。

 

急落後の戻りの強いもの、更には急落時安値を更新せず戻っている個別銘柄の押し目を丹念に拾う戦略でよりしいかと存じます。

 

 

弊社へのお問い合わせは、お気軽に03-3868-2801までどうぞ。

神経質な全体相場に過敏に反応せず。

  

昨日申し上げました通り、雇用統計に発表を終えた先週末の米国市場は随分と神経質な展開であったと思います。報告された雇用者数、失業率を見てもそれほど売られる内容とは思えません。

 

イエレン財務長官の談話でも「金融システムに赤信号は点滅していない」とし、ソフトランディングを達成したことを示し、「リスクはあるものの、インフレを有意に押し下げることができたことは全く称賛に値する」と指摘しております。

 

この環境での全体の下落はNASDAQの下げが特出していることから、「エヌビディア」を中心としたメガテック銘柄の整理が地合いを悪くしているとの見方が妥当ではないかと…。

 

更に、その「エヌビディア」でさえも一時PER40倍以上に買われておりましたが、足元29倍までバリュエーションを下げてまいりました。とりあえず妥当な水準まで値幅整理は届いたのではないでしょうか。

 

政治的日程も今後絡んでまいりますので、大きな流れは出辛く未だ日柄整理は入ると思われますが、押しの浅いダウの動きからも個別銘柄への物色意欲は変わらないと存じます。

 

その意味では東京市場も一緒ですね、昨日も「ファストリ」の動きを見ていればメガSQの週らしく日経平均は右へ倣えであり、振幅が大きくなれば個別銘柄も引っ張られます。

 

従って、地合いによりファンド系資金が入った銘柄でも仕上げの時間は流動的になります。8月の暴落でもこの真理は変わりませんで、瞬快最大風速を受けながらも、自ずと買われる銘柄は買われてまいります。目先の動きに付和雷同せず臨んでまいりましょう。

 

 

弊社へのお問い合わせは、お気軽に03-3868-2801までどうぞ。

今週のダメ押し、二番底か?

 

米国では注目の雇用統計が発表されました。市場予想17万人増のところ、健闘し20万人増ぐらいの数字が報告されるのではとの話もありましたが、結果は142000人増、労働市場の過熱感は収束しつつあります。

 

失業率は0.1ポイント改善の4.2%といい結果が報告され、米景気の急減速は回避できると見るものの、3カ月平均で見ると67月が下方修正されておりますのでその平均値は11.6万人と、新型コロナ禍以前の19万人を下回る水準まで下がっております。

 

失業率が改善していることからFRBのウォラー理事は「労働市場は軟化を続けているが、悪化はしていない」と見解を示し、FRBは米経済の根幹をなす個人消費がなお底堅いことを重視いているようです。

 

米国市場はFRB理事の発言を受けても景気の先行き懸念はくすぶり、米長期金利は下落し主要三指数は大幅下落となりました。

 

為替のドル円は暴落した85以来の141円台を覗いておりますので、週明けの東京市場も下落圧力がかかるものと思われます。

 

先週末既にシカゴの日経平均先物は35000円台前半まで売り込まれておりますので、値嵩株中心に下値を試しに行く展開かと存じます。

 

再び1000円を超える下落が想定されますので、先週の2200円を超える日経平均の下げの中でも強い展開を維持した個別銘柄も、また影響を受けると思われますが正念場かと考えます。

 

米国市場ではダウよりもNASDAQの下げがきつい状況が、そっくり東京市場でも値嵩株にその影響は顕著です。引っ張られる個別銘柄の押し目を慎重に見極めるところと思われます。

 

 

弊社へのお問い合わせは、お気軽に03-3868-2801までどうぞ。 

米USスチールの社名にUSが無かったら風向きは随分違うでしょう。

  

米国ではバイデン大統領が国家安全保障上の懸念を理由に、日本製鉄による米鉄鋼大手USスチールの買収計画を阻止する方針を近く発表すると伝えられました。これは大統領選共和党候補のトランプ氏も、更に民主党候補のハリス氏も同じく反対を表明しております。

 

USスチール側としては、現状業績も悪く日本製鉄による買収は渡りに船であり願ってもないお誘いであるにもかかわらずです。現にUSスチール側では、買収が成立しなければ数千人の組合員の雇用を危険にさらし、複数の製鉄所の閉鎖や本社移転も余儀なくされるとしております。

 

案の定この発表でUSスチールの株価は1日で17.5%の急落となっております。激戦区のピッツバーグですから、全て選挙のためなんでしょうね。戦勝国米国の象徴であるUSスチールを何で敗戦国の日本に買収されなきゃいけないんだ?その程度の発想だと思います。

 

世界のトップを自負するアメリカ人の考えそうなことで、USスチールのUSが別の名前だったらすんなり通っていたかもしれませんね。現在対米外国投資委員会(CFIUS)が国家安全保障上の問題がないか調査しているようですが、結局は現在世界24位(随分低い)のUSスチールは世界4位の日本製鉄に買収されると思われます。

 

少々相場からずれましたが米国は週末の雇用統計を待つ相場であり、米国以上にブレている東京市場でも下げの主役は225寄与度の高い値嵩株、昨日も「ファストリ」「東京エレク」2銘柄で半分以上日経平均を動かしておりました。

 

その傍らトレンドの出ている個別銘柄は昨日もしっかりしております。大きな動きをする日経平均には引っ張られ場面は当然ありますが、本質は全く変わりません。胆力を持ってまいりましょう。

 

 

弊社へのお問い合わせは、お気軽に03-3868-2801までどうぞ。

米国以上に下げた東京市場、隠れた悪役は金融所得課税?

  

今回の米国市場の大幅安はISM製造業の景況感が悪化したからとの解説が主流ですが、果たしてそうでしょうか。5カ月連続の50割れで予想値47.5のところ47.2で着地ですが7月の46.8を上回りました。

 

一見してそれほど悪い数字には思えませんが主要三指数は大幅安となりました。5カ月連続の割れなら、4カ月連続の50割れからのダウ新高値は説明がつかないと思うのですが…。

 

それよりもダウは「ボーイング」、NASDAQは「エヌビディア」の商いを伴った下落が今回は悪役となった面が大きかったと思われます。遅れて来た「エヌビディア」ショックとでもいえる下げとなりました。

 

米国市場は雇用に関する指標が3日続きますので押し目買いも入り辛かったと思われますが、雇用統計は結構な上振れが予想されますし、5日のISM非製造業の景況感はサービス業が好調なので予想を上回ると思われます。

 

従って、景気減速を占う重要指標発表週の初日に大幅安となった米国市場も、その後の指標の落ち着きとともに上げ下げツーペイの展開になるのではないでしょうか。

 

米国安を受けた東京市場は再び米国以上に売られました。ドル円が三番底探りの展開になっていることも気がかりでしたが、加えて東京市場にとってはタブーとされている金融所得課税の話が、総裁選を前に突然持ち上がったことが大きかったと思います。

 

貯蓄から投資への国策と全く整合性が取れない話を、総裁選候補の古い政治家から発信されました。古い石破、河野の名が挙がっておりましたが、既に見飽きて刷新感はない方々ですね。やはり新時代、金融課税増に反対している新しい候補の方にお願いしたいですね。

 

 

弊社へのお問い合わせは、お気軽に03-3868-2801までどうぞ。

売買代金は再び3兆円台、まだまだ個別銘柄です。

  

米国市場はレイバーデーの休日が終わり、いよいよファンドマネジャーも復帰、とは言うものの今年はあまり休めてはいなかったと思われますが、それでも彼らも遊んでいられませんので実弾を入れて来るものと思われます。

 

今週はJOLTSの求人件数、ADPの民間雇用、更には本丸雇用統計と雇用関係の重要指標が発表になりますが、その前にISMの景況指数です。50割れは想定内ですが、細かく見れば46.4が注目点になります。

 

今回のFOMCでの利下げは既に織り込んでお有りますが、その下げ幅を決めて来るのがこのISMと雇用関係の数字と思われますので、今週はレイバーデー明けの大変重要な週と考えられます。

 

現状までの最も重要な注目点は米国経済がソフトランディングかリセッションかの判断ですが、今までの数字を冷静に分析すればソフトランディングと判断できます。ただこの解釈が80%のコンセンサスを得ていることがやや気がかりであります。

 

マクロ指標の剣が峰を迎える米国市場を横目に東京市場も方向感がありません。個別銘柄の材料を追いかける相場に変更の余地はありません。

 

 昨日も申し上げました通り、物色の中心は中小型株ですから多少大きめの上げ下げは付き物です。無闇に持続すればいいというものではなく、買いの根拠が変わらなければ簡単にふるい落とされるなということです。

 

ケースバイケースで日柄もかかる場合もありますが、光る銘柄ばかり見ていると気持ちも揺らぎ余計な売買を繰り返す羽目になります。木を見る相場と割り切っても冷静に臨んでいただきたいと存じます。

 

最後に、未だに時代に逆行する石破氏の金融所得増税の見識の無さに辟易!

 

 

弊社へのお問い合わせは、お気軽に03-3868-2801までどうぞ。

3万9000円の価格帯売買高は少々骨か?

  

 「弊社のお客様を含め、台風10号による被害に遭われた方々には心よりお見舞い申し上げます。弊社も株式投資を通し何かのお役に立てればと存じます。」

 

さて、米国市場は本日レイバーデーの休日で株式市場はお休みです。レイバーデーとはもともと労働者を讃える日なのですが、現状では夏休みの終わりを意味し、この三連休で最後の休暇を満喫し翌日からのまた頑張りましょうという意味が込められているようです。

 

従って米国株式市場ではセル・イン・メイ・ゴーアウェイ(5月に売ってそのまま市場から去れ)という教えの後は、レイバーデーには戻って来いというアノマリーがあります。が、今年は当てはまりませんでした。

 

米国市場では夏の間もインフレ、景気減速に対する各指標が入り乱れ荒れておりましたので、各ファンドマネジャーもおちおち休んでいられなかったのではないでしょうか。

 

その米国市場ですが先週末のPCEデフレーターも想定以下であり、利下げに対する環境は更に整いつつあります。今週が雇用に関する指標が続きますが、ここで方向性が出て来るのではないでしょうか。

 

さて東京市場はここまで出来過ぎと思える戻りを入れてまいりましたが、さすがに価格帯売買高が厚い39000円の戻り売りに、昨日の朝高は続きませんでしたが個別銘柄の物色意欲は旺盛と思われます。

 

昨日は朝方半導体株がしっかりしておりましたので、戻り高値に淡い期待を寄せましたが、メガSQに向けて「ファストリ」の動きから先物の色彩が強かったですね。個別銘柄はふるい落としを含めた乱高下が伴います。シートベルトをしっかり締めて、付和雷同は禁物です。

 

 

弊社へのお問い合わせは、お気軽に03-3868-2801までどうぞ。

米国では給料が下がり始め、ソフトランディングの側面か?

  

注目の米国「エヌビディア」の予想通り素晴らしい決算発表が終わり、更に予想通りその後株価は軟調、足元は文句なしの内容でも今後の成長力を見極める時間帯にこれから入るものと思われます。

 

強い米国市場も昨今の景色は以前の「エヌビディア」一強ではなく、物色対象は広がりを見せており、金利低下の道筋から出遅れていたラッセル2000も俄然元気が出て来ており、非常に好ましい展開であります。

 

好調が続く米国経済ですが、FRBが懸念を抱く労働市場では少々変化が見られるようです。米国求人サイト、ジップリクルーターの分析によるとホワイトカラーに該当する業種の多くで給与水準が低下しているようです。

 

更に、最近では建設、製造、食品といったブルーカラーに該当する業種でも新規採用の給与水準がさがる傾向が浮上しております。

 

企業の間では、相対的にコストは低い都市での求人や給与水準が下がる契約社員の求人に切り替える動きが見られると、リクルーターや企業アドバイザーは指摘しております。

 

年収数万ドル減が当たり前のように提示され、明らかに鈍化する雇用市場における力関係は変化して来ているようです。これもソフトランディングへの側面かと思われます。

 

東京市場も当欄指摘の通り、為替のドル円二番底から売られていた半導体株も底入れして来たようで、戻り過程で意外と足腰強くなっているようです。

 

半導体株の下落は地合いを悪くしますので、この底入れは周りの個別株物色に大いに貢献するものと存じます。

 

 

弊社へのお問い合わせは、お気軽に03-3868-2801までどうぞ。