米国市場はレイバーデーの休日が終わり、いよいよファンドマネジャーも復帰、とは言うものの今年はあまり休めてはいなかったと思われますが、それでも彼らも遊んでいられませんので実弾を入れて来るものと思われます。
今週はJOLTSの求人件数、ADPの民間雇用、更には本丸雇用統計と雇用関係の重要指標が発表になりますが、その前にISMの景況指数です。50割れは想定内ですが、細かく見れば46.4が注目点になります。
今回のFOMCでの利下げは既に織り込んでお有りますが、その下げ幅を決めて来るのがこのISMと雇用関係の数字と思われますので、今週はレイバーデー明けの大変重要な週と考えられます。
現状までの最も重要な注目点は米国経済がソフトランディングかリセッションかの判断ですが、今までの数字を冷静に分析すればソフトランディングと判断できます。ただこの解釈が80%のコンセンサスを得ていることがやや気がかりであります。
マクロ指標の剣が峰を迎える米国市場を横目に東京市場も方向感がありません。個別銘柄の材料を追いかける相場に変更の余地はありません。
昨日も申し上げました通り、物色の中心は中小型株ですから多少大きめの上げ下げは付き物です。無闇に持続すればいいというものではなく、買いの根拠が変わらなければ簡単にふるい落とされるなということです。
ケースバイケースで日柄もかかる場合もありますが、光る銘柄ばかり見ていると気持ちも揺らぎ余計な売買を繰り返す羽目になります。木を見る相場と割り切っても冷静に臨んでいただきたいと存じます。
最後に、未だに時代に逆行する石破氏の金融所得増税の見識の無さに辟易!
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