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“株のソムリエ”からの勝ちの連鎖術!

関税妥結、水面下の交渉というよりもアメリカの都合か。

 

目先マクロ材料に事欠く米国市場は、トランプ関税の影響もさほど出ていないなかで良好な決算発表を背景に静かにS&P500は高値を更新し、NASDAQもしっかりの展開で推移しており、ダウの高値更新も時間の問題かと思われます。

 

そんな状況下、東京市場の始まる30分ほど前に日米の関税交渉が決着というサプライズニュースが舞い込みました。15%で決着、農産物の開放と5500憶ドル(約80兆円)の対米投資、更に投資リターンの9割が米国で日本は1割という内容でした。

 

衰退して行く石破総理ではありますが、当欄でも石破総理の交渉に期待と、まずは希望的観測とお客様に怒られはしましたが、それでも「舐められてたまるか」の首相の言葉に賭けてみようとの意味もございました。

 

今回の交渉、何所か得るためには何所かを譲らなければ結果は出ませんので、農産物は致し方なく、更に80兆円の投資とは単純に自動車メーカーが米国に工場を作り米国に貢献するレベルではありません。

 

恐らく天然ガス開発です。弊社では関税が取り沙汰されたころから関連銘柄に舵を切っておりましたが、9割のリターン利益を米国に取られてもWinWin のメリットはここしか考えられないと思われます。

 

米国では、かねてから資源開発をともにやってくれる同盟国を探しておりましたので、ここに共通点を見出したと思われます。継続的に米国の天然ガスを優先的に輸入できれば、ロシア依存から脱却、日本にとっても大きなプラスであります。

 

昨日は自動車株に強烈な買い戻し、財政出動金利上昇が想定され金融株も大きく上昇しましたが、15%に下がったとはいえ関税がかかることには変わりありません。

 

ただ、決まったことで決算に向けての設備投資など先の見通しも立てやすくなりましたので、通期に向けての進捗率を見るうえで分かり易くなったと思われます。来週からの決算は大きな雲が晴れましたので一層楽しみとなりました。

 

 

弊社へのお問い合わせは、お気軽に03-3868-2801までどうぞ。