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“株のソムリエ”からの勝ちの連鎖術!

東京市場は一極集中ですが、今後は資金循環が鍵か...。

  

トランプ大統領のアジア重視の外交が続いております。東南アジア諸国との鉱物資源開発での協定に始まり日本の厚遇もさることながら、韓国での首脳会談と忙しく動いているのも対中国包囲網の構築を確固たるものにする目的と思われます。

 

その中国とのレアアース輸出規制、追加関税100%の1年延期に続き、合成麻薬フェンタニルの原料の輸出を取り締まれば、フェンタニル対策とした関税20%を10%に下げることにも言及しマーケットは好感しました。

 

更に米国エネルギー省向けにエヌビディアがスーパーコンピューターを7台構築する予定であるとし、エヌビディアのAIチップを量子コンピューターで動作させるネットワーク技術などの新製品や契約を発表し、受注規模は5000億ドルに上るとしました。

 

また、アイフォン7の販売が好調なアップルが時価総額4兆ドルに到達したというニュースも伝わり、勢いのある米国市場では連日株価刺激材料が表れております。

 

傍ら東京市場は、アドバンテスト1社で日経平均を1077円上げるという異常な展開です。日経平均1088円高で値上がり銘柄が12%、値下がり銘柄が86%と実態は全面安の様相です。

 

したがって昨日の日経平均1088円高を額面通り受け止めてはいけないと思われます。TOPIXをはじめとしてスタンダードもグロースも下落しており、このような一極集中は需給のゆがみを生みやすくアドバンテストが割高と判断されればその反動もあります。

 

これから東京市場も決算発表が本格化してまいります。決算発表の数字に素直に資金が向かうかが焦点となるようです。先日大手証券のキャラバン隊は欧州のファンドへの日本株推奨に向かい、普段の20倍のファンドマネジャーが興味を示したと申しましたが、東京に訪れる海外ファンドマネジャーもうなぎのぼりの様相です。

 

FOMC、日銀政策決定会合を無事通過し決算を進めて行けば、海外マネーが個別銘柄を狙う、違う景色が見えてくるものと思われます。

 

 

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