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“株のソムリエ”からの勝ちの連鎖術!

先物の中抜きではない、現物市場先行の実需買いです。

  

トランプ大統領が示した一昨日の日本時間午後1時より、予定通り停戦が進んでいることに市場は安堵し、目先の関心ごとは米国経済に再び移って来ております。すると早速トランプ大統領はFRB議長の人事についても遅くとも10月には新議長を発表すると示しました。

 

直近の経済指標は予想を下回るものが多いことから、トランプ大統領は早期利下げを要求しているのだと思われますが、そんな状況でもエヌビディアが新高値を更新してまいり、風が吹いているところは強い展開をしております。

 

エヌビディア高を受けて東京市場は予想外と言っていいでしょう、600円を超える大幅高となり、巷で懸念される39000円の壁、売り物をあっさり消化して4ヵ月ぶりの水準まで上昇してまいりました。

 

東京市場のこの強さには各専門家も驚きを隠せないというのが本音ではないでしょうか。トランプ関税の影響を考えると必然的に輸出関連を避け、好業績の内需株を物色対象に推奨するアナリストが多かったのも事実であります。

 

しかしながら、今の動きは輸出銘柄である半導体値嵩株中心であり、好業績内需株の筆頭の金融株などは全く動きが止まっており、6月以降NT倍率でも値嵩株主導の日経平均が有利に動いていることがはっきり出ております。

 

日経平均優位の展開でしたが、何時もは先物に引っ張られる形で現物市場の値嵩株が買われますが、昨日は明らかに先物に先行して現物市場が動いており直近では珍しい展開であり、先物の中抜き相場とは一線を画す実需買いと思われます。

 

先物連動ではないということは、上げの主役であるアドバンテスト、レーザーテックなどの中身を評価する買いは恐らく外国人投資家の用と思われますが、益々強い循環物色となるのではないでしょうか。

 

 

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