筆者の趣味は「釣り」です。釣りというゲームは、ノンビリしたイメージがありますが、実際にはある意味、魚との勝負も然ることながら意外な邪魔者との場外バトルが繰り広げられることもあります。
例えば、カモメやトンビ。彼らは、釣りエサや釣り上げた魚を目当てに近寄ってきて一瞬のうちに釣り人の"苦労の代償"を奪っていきます。遠くの魚を見つける眼力には、驚かされます。
昆虫では、スズメバチが厄介な存在です。スズメバチと聞くと渓流釣り? と思われる方も多いと思いますが、海の上でもエサに使うオキアミ目当てに飛来しますし、もともと肉食なので魚を放置しておくとスズメバチが大群となって食べに来ます。こうなると、もう近づくことも出来ません。
海洋性哺乳類では、意外にもイルカが嫌われ者です。なぜなら、イルカは毎日すごい量の魚を食べます。イルカが近くに来ただけで、魚が怯えてエサを食わなくなります。
このような釣りですが、色々な点で「相場」に相通ずるものがあるように思えます。釣り針に魚がかかるまで魚との駆け引きがあり、時にはジッと耐え、そのエサに食いついた瞬間に竿を引く。釣れた魚は大きければ大きいほど、釣り人の気持ちは嬉しいものです。
方や「相場」。相場は思惑を張って値動きを待ち伏せる作業の連続です。釣りが浮きに神経を集中させるのと同じように、株は値動きに神経を集中させます。投資家はみな株価の上げ下げに、ある種の駆け引きを感じる事でしょう。買った株が上がらない時は、ジッと耐え、そして我慢の甲斐があり大幅に利食い出来て大儲けした時は、大漁旗を掲げて寄港する猟師の気分だと思います。
「釣り」も「相場」も真剣勝負そのものなのです。
そして、「釣り」も「相場」も好機を待ち、機に乗ずるが鉄則です。
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