世界経済の意思決定システムが日米欧の「G8体制」から中国やブラジルなど新興国を含む「G20体制」に急速に移行しつつあります。
しかし、日本では「要求だけで責任を果たさない途上国を入れたら収拾がつかなくなる」「重要なことは実績のあるG8で決めるのが筋」という考えのようです。
アジアで唯一の主要国首脳会議(サミット)参加国という特権を享受してきた日本がG20に否定的なのはある意味では自然ですが、G8メンバーの英国やイタリアは国内総生産(GDP)の規模では中国の5割程度であり、カナダはブラジルにも及びません。
最近、日本人の留学生が大西洋から太平洋の国々にシフトしていると聞きます。世界の経済の重心が西から東へ移行する前触れのような気がするのは私ひとりではないと思いますが...。
今後の世界経済を展望する上で、見落としてはならないことは、今回の「100年に1度の経済危機」で世界経済地図がガラリ一変したことです。
購買力平価ベースでみた実質GDPで今年初めて日本とアジアの合計が米国とユーロ圏の合計を上回りそうなのです。これは、日本とアジアが世界を動かす時代が始まろうとしていることを意味しています。
かつては、米国が咳をすると日本(アジア)が風邪を引くと云われましたが、まさに形勢逆転です。しかし、アジアだけで世界経済をリードすることは出来ません。ここは日本の景気回復を万全にするのが何より大切です。
日本とアジアが本格的に回復すれば、世界的大不況が終わるのに時間はかからないでしょう。
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