動脈硬化の元凶といわれるコレステロールにも、血の流れから血管を守る効能があります。低すぎると、血管の壁が薄くなり血管が破れる恐れがあるからです。また、同じコレステロールでも、善玉と悪玉があるように人間の健康には適度のバランスが必要なのです。
一方、経済学の世界では国内総生産(GDP)が多いほど良いと主張する学者もいます。しかし、労働条件の悪化と引き換えにGDPを増やしても国民の福祉は高まりません。大不況期の膨大な失業者を救済するのに賃金を引き下げて有効需要を創出し、経済全体の生産(GDP)を増やしても、逆にデフレ不況を引き起こす危険が大なのです。善玉が増えてコレステロール値が適量になれば健康にもプラスになるように、条件の良い雇用機会が増え、結果的にGDPも成長するなら国民の幸福度も高まります。
そう考えるとコレステロールにも、善玉と悪玉があるように経済にも悪い成長と良い成長があることが分かります。コレステロール値が低いからといって悪玉を増やして数値を上げても健康にはマイナスとなるように、GDPは多い方が良いといって、国民に過酷な労働を強いても肥えるのは強者ばかりで弱者は報われません。
政権交代という国民の負託を受けた「民主党」には、そろそろ本物の政策転換をお願いしたいものです。
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