21世紀は「鉄道の世紀」と呼ばれるほどに、世界中で鉄道の関心が高まっております。地球環境保護やエネルギーの効率利用の観点などから、自動車や飛行機などによる輸送から鉄道輸送への回帰(モーダルシフト)が起きているのです。
ブラジル、中国、米国などで、高速鉄道建設計画が話題となるなど、世界の鉄道インフラ整備の需要は急拡大しています。世界各国での鉄道プロジェクトの盛り上がりは、成熟した国内市場に依存し続けてきた日本の鉄道関連業界に新たな市場を提供することになります。
日本の新幹線や地下鉄などの鉄道網は他の国を圧倒しています。当然、日本の鉄道関連技術は世界でもトップクラスで、定時性、安全性、省エネなどに強みがあるため、世界各地でも受注実績は豊富です。
強力なライバル企業も、数は多くありませんが存在します。「ビッグ3」と呼ばれる仏アルストム、独シーメンス、加ボンバルディアは世界中のプロジェクトに名を連ねます。
鉄道関連と云うと、まず各国で計画が進む新幹線(高速鉄道)の成約動向に注目が集まりますが、投資の観点から見るなら、主役はむしろ利益率が相対的に高い部品メーカーでしょう。部品メーカーは、株価が動きやすい中堅企業が多く、投資妙味は大です。
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