最近、被害が多発している「未公開株詐欺」に騙されないための注意ポイントをまとめてみました。皆様方の参考になればと思います。
未公開株に関する詐欺の手口は、複数の業者が登場する「劇場型」、消費者生活センターなどを装って安心させる「公的機関装い型」、高値買い取りを約束する「代理購入型」や「被害回復型」など。
「劇場型」は、昨日にご説明した通りです。
「公的機関装い型」では、「未公開株をお持ちですか? 最近、未公開株の詐欺がはやっているので気をつけて下さい」と云う電話がかかってきます。「数年前に購入したことがある」と答えると、「その会社について調査する」と云っていったん電話を切り、そのあとに「その会社は確実に上場しますから、価値がありますよ。買い増したらどうですか」と勧めてくるとのこと。
公的機関を名乗る電話がかかってきたら、いったん電話を切り、自分からその機関に電話をしてみるのが確実です。
また最近、増えているのが「被害回復型」。未公開株詐欺にあい、換金しにくい株式を抱えた被害者に「あなたの株を買い取ってあげる」と連絡があり、手数料を要求される。手数料を支払ったあと、業者と連絡が取れなくなると云うもの。
投資経験のある人がいとも簡単に騙されてしまうのは、話題性のあるテーマを持ち出されるからです。いま最も多いのが「環境関連」です。例えば、「まもなく上場する環境新技術の会社の未公開株」或いは「環境省委託のエコ研究への投資」などと誘い込む手口です。
これから増えそうなのは「マグロの養殖」や「ブラジル関連株」の投資話でしょう。旬のキーワードを取り込み、投資家の興味を誘い込む「未公開株」や「投資ファンド話」には充分にご注意下さい。
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