約半年振りに株主総会に出席してみました。株主総会は会社の株を一定以上持つ株主だけが出席できる年に一度の大行事です。
以前のような社員株主らしき人物が最前列に陣取ってピリピリした雰囲気とは一変して、ここ数年は懇談会の同時開催など個人株主が参加しやすい「開かれた株主総会」が増えました。
しかし、今年は以前と少し様相が違っておりました。経費削減のためか有名人によるコンサートなどのイベントや立食パーティーなどの懇談会をなくす企業が目立ち始めており、その代わりに自社製品のお土産に切り替える企業も増えておりました。自社製品のお土産は自社の魅力をアピールするのに最適で費用対効果も高いと評価されており、今後も増加傾向にあるでしょう。
株主総会の一番の盛り上がりは、経営者が株主からの質問に答える「質疑応答」の場面です。株主優待や配当金なども株主の権利であり、それを直接質問できるのは株主総会に出席した株主だけの特典なのです。
業績やサービス面の不満など会社側が聞かれたくない質問に対して、経営陣らが誠実に答えているかどうかなど、会社の問題点や経営状態などをじっくりと観察するのもいいでしょう。
いち株主の意見など何の影響力もないだろうと諦めずに、株主総会に出席して企業の見通しや株主に対する姿勢などを直接尋ねてみては如何でしょうか。
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