環境負荷を低減する「エコライフ」に関心が高まる中で、温室効果ガスの削減対策で「ハイブリッドカー」や「エコ家電」、「家庭用太陽光パネル」などエコ関連商品が世間をにぎわしておりますが、意外にも「無洗米」が、注目を集めております。
水質汚染の主要因は家庭排水ですが、なかでも米のとぎ汁には有機物や窒素、リンなどが含まれており、通常の下水処理場では分解処理されずに河川や湖沼、海洋に放出されております。
米のとぎ汁は割と軽く見られがちですが、台所排水の中のリンのとぎ汁の占める割合は約90%にもなりますし、排水の浄化処理をする際には多くのCO2が発生しますから、とぎ汁は大きな環境負荷になっているのです。
さらに、節水効果も無視できません。通常、カップ3杯、450グラムの米を研ぐのに4.5リットルの水が使用されますが、無洗米なら無駄に水を使わなくて済みます。
日本でも温室効果ガス25%削減を目指す「チャレンジ25」がスタートしましたが、私たちにできる解決策の一つは、毎日の食卓に隠れていました。日本人が無洗米を食するようになれば、先進諸国の中で「チャレンジ25」達成一番乗りを果たす日も近いのではないでしょうか。
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