今年も早いもので、既に12月も中旬になりました。
今年は日本(経済)にとって未曾有の厳しい年でした。
東日本大震災という大惨事に始まり、原発事故、国際商品価格の高騰、超円高、株式の下落、タイの大洪水によりアジア生産拠点の被害など災難続きでした。
では、来年はどんな年になるのでしょうか…
最大のリスクは一番にユーロ危機が考えられますが、ユーロ圏の輸入に占める日本のシェアは僅か2%で、借り入れに対する比率も3%以下で、日本に与える影響は相対的に小さいでしょう。
また、ユーロ危機を克服するには、ユーロの構造問題への対処と同時に、緊縮財政の下、金融緩和とユーロ安が不可欠となります。ドル安からユーロ安に流れが変わり、円の対ドル上昇に歯止めがかかるでしょう。
原発問題では、過去3回の世界の原発事故を検証してみると、事故直後のゼロ成長が、1年後には成長路線に復帰していることから、日本も来春には立ち直って大きく展望が開けてきそうです。
遅れていた大震災の復興も、第3次補正予算の成立で本格化し、来年度の景気を1%強押し上げる予想です。
また、国際商品価格はピークから17%下落し、年間7兆円の所得還流が見込まれます。
来年は、日本経済が久々に存在感を高め、復活への地盤を固めつつある一年となりそうです。
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