京都府立大のチームが、ダチョウの卵からスギやヒノキの花粉によるアレルギーを抑える抗体を取り出すことに成功しました。企業と共同で、抗体を使ったマスクやエアコンフィルターなどを開発し、今月中にも販売を始める予定です。
チームは、神戸市内の施設で飼育しているダチョウが春先にまぶたが腫れたり、涙目になったりすることに着目、40羽の血液を調べると、27羽がスギとヒノキの抗体値が高い「花粉症」であることが判明しました。
この花粉症のダチョウの卵から抗体を抽出、花粉症を引き起こすアレルゲンと一緒にヒトの皮膚に塗ると、アレルギー症状が著しく抑えられたと云います。
卵1個から取り出せる抗体は約4グラムで、染み込ませたマスクは6万枚ほど作れて、コスト的にも哺乳類の抗体を使うより割安のようです。
関連企業は俄然注目を浴びそうです。
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