超悲観の深い谷から脱出した株式市場ですが、今何が重要かと云えば、相場の大勢トレンドが底入れから戻り局面へ変わったという「理外の理」を事実として肌で認識しておくことでしょう。
歴史的な暴落相場を経て、投資家の誰もが悲観と絶望の余韻を引きずりながら、懐疑の中で新たな鼓動を始めた株式市場と対峙している場面と云えるでしょう。
株式市場で目下展開されているのが「金融相場」「需給相場」であります。すなわち、マーケットは各国政府・金融当局の思い切った政策対応を評価し、いずれ欧州債務危機が克服され、世界景気は回復することを期待している相場です。
同時に「欧州ソブリン危機は第二のリーマンショック」と思い込んだ売り方が作った相場であるとも云えます。弱気筋の思惑が外れ、買い戻しを迫られた結果の上昇という理屈抜きの「需給相場」です。
今後の投資戦術については、徹底した「押し目買い、吹き値売り」が出来るかどうかが、投資の成否を左右するでしょう。すなわち、悪材料が出て株価が急落した場面で「突っ込み買い」、投資家が強気になり楽観ムードになったところを「吹き値売り」する作戦が有効でしょう。
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