今春の花粉時期は、“セシウム花粉”を警戒する報道が多くありました。しかし実際には、セシウムが多く検出されたのは、花粉からではなく、地面からの砂ぼこりだったことが判明しました。
東大の放射化学チームが先月、東京と福島で各10人に花粉用マスクをつけて生活をしてもらい、そのマスクを顕微鏡と放射能測定器で分析しました。
その結果、セシウムは花粉からはほぼ未検出で、ほこりから検出されたのです。今後も注意が必要なのは地面のほこりからのセシウムなのです。
原発事故直後、南風に乗って関東地方にもホットスポットが多く点在しており、どこに多くたまっているかも分かりません。突風で大量に吸い込む可能性もあります。
また、今春は安全とされた花粉ですが、来春からは要注意との見方もあります。それは今後、落ち葉のセシウムが土壌に染み込み、スギやヒノキの根からドンドン吸い上げ、来春にはセシウム濃度が大幅に上がる可能性があるからです。
セシウム対策としては、やはりマスクをすることが一番のようです。それも花粉シーズンだけでなく、一年中マスクが手放せなくなるようなことになりそうです。
セシウム吸着効果のある“マスク関連企業”は要注目です。
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