京都大の中辻教授らのグループが、様々な細胞に変化できるiPS細胞を増やす方法を改良し従来の約200倍に高めたことを先日、発表しました。
同グループはiPS細胞を培養する際、培養基質と呼ばれる下地に多く含まれるたんぱく質のうち、iPS細胞とくっつくのに必要な成分に注目、この成分を人の細胞から作って下地に用いました。
その結果、iPS細胞とくっつく力が強まり、1か月後に1個のiPS細胞が従来の200倍にあたる約100万個に増えました。
従来の下地はマウスの細胞から作っていましたが、中辻教授らは人の細胞を使うため、動物由来のウイルスなどの混入の恐れもなく、安全性も高いと云います。
人のiPS細胞の培養はマウスよりはるかに難しく、新たな下地の開発は臨床応用の実現に向けて役立ちます。株式市場では「iPS細胞」は巳年の最大テーマとして注目しております。
関連銘柄は、ロングランの大出世株となるでしょう。
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